ソーシャルは新たな検索に(後編):美容・DIY・子育てで効く学習コンテンツ

by Tubular Labs(原文)2025.04.22
日常の疑問に対する答えを、人は検索エンジンではなくソーシャルメディアで探すようになっています。美容の小技から子ども向けおもちゃの使い方まで、ソーシャルが検索の場になり、学習コンテンツがその案内役になっている、という変化です。
Tubular のレポート後編から、美容、住まい・DIY、子育ての3カテゴリーの要点をご紹介します。前編にあたる分析はソーシャルは新たな検索に:ソーシャルメディアでの学習コンテンツの台頭でご覧いただけます。
美容:メディア企業にとっての空白地帯

2024年、ハウツー、DIY ガイド、製品レビューといった学習型の美容動画は、プラットフォーム全体の美容コンテンツを一貫して上回る成果を出しました。
投稿数ではインフルエンサーが圧倒しています。しかし1本あたりで見ると構図が変わります。
- TikTok では、インフルエンサーの投稿数がメディア企業の187倍だったにもかかわらず、1本あたりの視聴数はメディア企業が11%上回った
- Instagram では、投稿数がはるかに少ないメディア企業が、1本あたりのエンゲージメントでインフルエンサーを7.7%上回った
示唆は明快です。美容ブランドとメディアは学習コンテンツにもっと投資し、ハウツーや DIY といった語をタイトルやキャプションに明示して発見されやすくすべきだ、ということです。実際、e.l.f. Cosmetics は「how-to」を含むキャプションを使った Instagram 投稿で、2024年に110万件のエンゲージメントを獲得しています。
住まい・DIY:父親クリエイターの台頭

子ども向けの工作から庭の遊具づくりまで、父親が手を動かす DIY コンテンツに関心が集まっています。2024年、Instagram の同カテゴリーでもっともエンゲージメントを集めた動画は、わずか90日で800万件のエンゲージメントを獲得しました。同じクリエイターの別の投稿は TikTok で8,100万回視聴されています。
作り手が父親である必要はありません。LG は製品のよくある質問に答えるシリーズを立ち上げ、通常の TikTok コンテンツと比べて20%多い視聴を得ています。
子育て:疑問に答えるコンテンツが強い

子育て領域でも、実用的な疑問に答える形式が支持されています。個人の記録より、同じ悩みを持つ人の役に立つ形に整理されているかどうかが分かれ目です。
日本のメディア・ブランドにとっての含意
3カテゴリーに共通するのは、検索エンジン向けの SEO と同じ発想をソーシャルに持ち込むことです。答えるべき疑問を特定し、それが探されている言葉でラベリングする。既存の記事資産を持つメディアほど、動画への転換余地があります。
レポートの詳細は原文からご覧いただけます。
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