データを示唆に変える:Tubular Insights & Strategy チームの3つの分析

by Tubular Labs(原文)2025.06.30
ソーシャル動画の変化は速く、前の四半期に効いた型が翌日には通用しなくなります。Tubular の Insights & Strategy チームは、独自データと個別の市場調査を組み合わせて、ブランドやメディア企業に戦略上の示唆を提供しています。
データそのものは示唆ではありません。行動につながる結論が出て初めて示唆になる、というのが同チームの立場です。ここでは、そのために使われる分析の型をご紹介します。
コンテンツ分析:何が効いていて、なぜ効いているのか
テーマ、フォーマット、制作上の選択、サムネイルの設計、出演者のタイプ、トーン、テンポ。こうした要素を横断して、何が響いて何が響いていないのかのパターンを探ります。パフォーマンスの背後にある「なぜ」を理解することが、クリエイティブの最適化につながるという考え方です。

例として、米国とカナダのコーヒーブランドが YouTube でどう戦っているかを分析した結果があります。上位25本のアップロードのうち、ミュージックビデオ形式が36%、ナラティブ形式が32%を占めました。製品説明ではなく、エンターテインメントと物語へ明確に寄っているということです。
同じカテゴリーのなかでも、作り込んだ高予算のコメディで攻めるブランドと、別の型を選ぶブランドがあり、その差が成果の差として現れます。
オーディエンス分析:誰に届いていて、ほかに何を見ているのか

視聴者の属性やエンゲージメントに加えて、その人たちがほかにどのカテゴリーを見ているかを見ます。自社カテゴリーの外に重なりを見つけられれば、コラボレーションや出稿先の候補が変わります。
競合分析:空白地帯を探す
競合が何をやっていて何をやっていないかを整理すると、まだ誰も取っていない領域が見えます。同チームの顧客のなかには、この競合コンテンツ分析を年間のコンテンツ計画の土台に据え、戦略の転換に踏み切った例もあるといいます。
日本のメディア・ブランドにとっての含意
3つの型はいずれも、社内でも再現できる問いの立て方です。何が効いているのか(コンテンツ)、誰に届いているのか(オーディエンス)、どこが空いているのか(競合)。ダッシュボードを眺める前に、この3つのどれを知りたいのかを決めておくと、分析が意思決定につながりやすくなります。
詳細は原文からご覧いただけます。
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