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「80対20の法則」はページビューとエンゲージメントにどう影響するのか

「80対20の法則」はページビューとエンゲージメントにどう影響するのか

by Chartbeat(原文)公開日:Jan 11, 2024

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「80対20の法則」は20%の努力から80%の結果が生まれるという考え方です。パレートの法則としても知られています。実際には20%の作物から80%の野菜が収穫される農場や、20%の顧客が80%の売上を占めるビジネスのようなかたちでしょうか。業界を問わず、ある取り組みがほかの取り組みよりも多くの価値を生み出し、それらの価値の推進要因を特定することで効率性と生産性を向上させることができるということです。

出版で言えば、読者の大部分を占める記事を特定することには明らかなメリットがあります。これを使えば、パブリッシャーはROI(投資利益率)につながるようなコンテンツを再現できるだけでなく、最適化ツールを使ってそのセグメントの成功している特性を読者の少ないロングテールのコンテンツに適用することもできます。

Chartbeat社のデータサイエンスチームは出版の世界が80対20の法則をどの程度忠実に守っているか調べるため、70カ国以上にわたる数千のウェブサイトを分析し、ページビューの大半を占める記事の割合と、その割合がサイトの規模やテーマなどの要因によってどのように変わるのかをまとめました。

ページビューの80%は20%(またはそれ以下)のコンテンツから生まれる

ページビューの80%を占める記事の割合 - 全サイト
ページビューの80%を占める記事の割合 - 全サイト

私たちのすべての研究においてグローバル・パートナーの大規模なネットワークを持つことは非常に有益です。しかし生データへのアクセスよりも、それをどのようにコントロールし解析できるかを知ることのほうがさらに重要です。とくにこの分析ではサイトの規模をコントロールしないと調査結果が大規模なサイトの行動に偏り、中小規模のパブリッシャーの真の姿が見えなくなってしまいます。

たとえば、2022年1月から2022年9月までのネットワーク全体を見てみると、ページビューの80%がわずか6%の記事からもたらされていることがわかります。しかし、調査結果をホスト別にグループ化すると、ほとんどのサイトが20%以下の記事から80%のページビューを得ていることがわかります。全ホストの平均は21%です。この2つの数値の差は、サイトが大きくなればなるほどページビューがそのトップクラスの記事に集中することを示す最初の手がかりになります。

Chartbeatブログの読者はよくご存知のように、ページビューはコンテンツ最適化戦略に含めるべき指標の1つに過ぎません。さらに、ネットワーク全体のエンゲージメント時間の分布を調べると、エンゲージメントはページビューよりも少ない記事で多くのエンゲージメントを集めていることがわかりました。実際、19%の記事がエンゲージタイムの96%以上を占めています。

サイトの規模によるページビューカバー率の違い

先に示したとおり、サイトの規模が大きくなるにつれて、ページビューの大半を占める記事の割合は小さくなります。この傾向を複数のオーディエンスサイズでより詳細に調べるため、調査を4つのカテゴリーに分けました。

Tinyは1日あたり1,000ページビュー未満のサイト、Smallは1日あたり1,000~10,000ページビューのサイト、Mediumは1日あたり10,000~100,000ページビューのサイト、Largeは1日あたり100,000ページビュー以上のサイトです。

グラフで示すと、規模の大きいサイトではトラフィックの大部分を誘導するのに必要な記事の数が少なくなっていることがわかります。Largeのサイトでは、ページビューの80%をわずか14%の記事から得ているのに対し、Tinyのサイトでは、同じ割合のトラフィックを35%の記事に分散しています。Smallのサイトでは27%、Mediumのサイトでは平均21%です。このことは、大規模のサイトが少数のバイラル記事を活用して大きなトラフィックを得ることができる一方で、小規模のサイトが同じことを行うには、より幅広いコンテンツに頼らざるを得ないという考え方を強くしています。

テーマによるページビューカバー率の違い

サイトサイズに加え、テーマがページビューの集中に与える影響も調べました。思い出してください。私たちのネットワーク内のすべてのサイトカテゴリを見たときは、ページビューの80%が平均21%の記事によって生成されていました。いくつかの個別のカテゴリーを掘り下げると、ページビューが記事のわずかな割合に集中していることがわかります。

ニュースとメディアでは20%の記事がページビューの80%を生み出しています。スポーツと金融では19%、アートとエンターテインメントでは18%でした。テーマがよりニッチになるにつれて、ページビューの集中は少し進みますが、80対20の法則から大きく外れることはありません。

国別のページビュー

サイトの規模やテーマと同じように、コンテンツの幅が国によってどのように変わるのかも見てみましょう。なお、ここでの国はパブリッシャーのある国ではなく、読者がいる国のことを指しています。

地域別に見ると、インド、ブラジル、スペインのように20%の水準を下回っている国もあれば、イギリスやオーストラリアのように読者層の幅が広い国もあり、それぞれ25.8%、22.1%となっています。20%の閾値を大きく下回る地域では、パフォーマンスの低いコンテンツを最適化するチャンスがさらに大きくなります(訳注:日本がグラフのどこにいるのか見てください!)。

80対20の法則を使って自分のコンテンツを評価する

平均的なウェブサイトが20%の記事から80%のページビューを得ている場合、コンテンツが多すぎて、すべてを読むには時間が足りないと言えるかもしれません。私たちのグローバル・ネットワークの規模ではそうかもしれませんが、個々のウェブサイトにとってはもっと微妙な違いがありチャンスもあります。

適切な行動のバランスはサイトによって異なります。しかし、すべてのパブリッシャーが探るべき道がいくつかあります。ひとつは、インパクトのある少数の記事に多くの時間とリソースを費やすために、人気のないトピックの優先順位を下げることです。80対20の法則を支持する方々は、フレームワークを使う主な利点として効率と生産性の向上を指摘しています。

もう一つの選択肢は、不調なセグメントのコンテンツの欠点を診断し、最適化することです。どちらのシナリオでも、リアルタイムと過去のアナリティクスは投資すべきコンテンツの種類を見つけ、その努力の成功を測定するのに役立つ必要な洞察を提供します。

この記事には、Chartbeatデータサイエンスチームのシンシア・ヴーが調査に協力しています。

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